2007-10-03

犬猿奇縁

*初期設定土方と沖田で書いてます。
 何となく書いたんでキャラが定まって無いです。
 嫌な方は見ないでねっ!!













理想と現実は違う。
けどな、その理想を俺は実現して『現実』にしようとしているんだよ。

「それが俺の生きる道だ。」

と、のたまった彼に私はすかさず

「馬鹿じゃないの?」

と言ってやった。
仮にも侍で、国を担う役職に付きあまつさえも国の警備についてる奴が言うセリフだろうか。
答えは『否』だろう。
何だってこいつが偉いんだ。
こんなのの代わりだったら私だって出来る。
いくら酒が入ってるとはいえそれは無いだろう。
っていうか、この人マジでそれだけでやってきたんだろうか・・・。
本気で嫌だなぁ〜。
こいつも黒いし、局長はマダオっぽいし。
あれ、何で私こんな奴らの下で働いてんだろう。

「副長、それくらいにしといたらどうですか?」

焼酎瓶何本空ければ気がすむんですかコノヤロー。

「ん〜、酒は飲まれてなんぼだろうが。」

「はいはい、明日の公務に支障が出ても私は知りませんからね。」

「んだよ、お前も同罪だろ〜。」

「はぁ、何言ってるんですか?」

空のグラスの中で氷がカランっと音をたてた。
あぁ、私も少し飲み過ぎたかもしれない。
これもそれも、あんたのせいだ。

「お前も俺を止めなかったんだから同罪だ。」

「私はあなたの世話焼き係じゃ無いんですど?」

とびっきりの笑みで笑ってやる。
思いっきり
『何言ってんだコノヤロー』的な感じで。
威圧をたっぷりと込めて。

なのに・・・

「んっ!?」

気がついたら副長の顔が目の前にあった。
瞬間口に触れる柔らかい感触。

「沖田こういう時は目を閉じるもんだろーが。」

にやりと副長は余裕の笑みをうかべる。
先までの酔いはどこにいったんだ!!

「殺すっ!!今ここで殺してやるっ!」

武器である唐傘を構える・・・前に副長に抑えこまれる。

「駄目だよー沖田。こんな所で射撃するなんて。局中法度違反だな。」

「嬉しそうに言ってんじゃ無いわよっ。」

「あれれ〜、口調変わっちゃってるよ〜。」

ったく、酒を飲んだ奴ほど扱いにくい奴はいない。
いや、こいつは四六時中扱いにくいけど。
というか、コイツの余裕綽綽な所が気に食わない。
理想を追いかけてそれを確実に現実に変えてしまうところが気に食わない。
兎にも角にもこいつが私は大っ嫌いだ。

「死ね、副長。」

「殺れるもんなら殺ってみな。」

あぁ、言われずとも殺してやる。
その座は私のモノだ。

【何時かお前を引きずり降ろしてやる】

それは甘美な誘惑とは程遠いけれど

確実に二人を結ぶ赤い糸

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