2008-08-01

夏だから・・・

天狗のりつかとオレの短編話です。
オリジナルですのでお気を付けあそばせ〜。
追記からどうぞ!!
何でこんなバカな事に首を突っ込んだのか。
理由を考えてみるが分らない。
敢えて言うなら、夏の暑さに頭をやられてたんだ。
コイツが!!

「おい!!りつか一体何時まで登るつもりだっ!!」

前をすたすたと歩いていく地球内生物と、その後ろをついて行く地球外生物のオレ。
何が嬉しくてこんな真夏日に山に登らなきゃいけないんだか。

「もう直ぐで着く。」

りつかは振り返らずに答えると、また歩き出してしまった。
いいよな、お前は。
背中に弁当やその他の荷物を背負い、腰には水筒をくくりつけた俺はお前よりも大変なんだけどな?
少しは手伝おうって気が無いのだろうか。
あ、期待するだけ無駄なんだっけ。
一つ溜息を零してりつかの後を追う。

それからどれくらいたったのだろうか。
不意に視界が開けたかと思うと、りつかがばっと振り返った。

「どうだ!!綺麗だろう!」

そう言ってどこかの大道芸人みたく、腕をばっと広げて見せる。

「・・・すげぇ。」

目の前に広がるのは、滝と木々。
あるのはそれだけなのに何と綺麗な事か。

「お前に見せたかったんだ。」

そう言って笑ったりつかをも『綺麗だ』と思ったのは内緒だ。
こいつには、言ってやらないんだそんな事。
絶対に、言わない。




  ******




「あちぃ。」

ぱちっと目を覚まし、クーラーのリモコンに付いた温度を見やれば、30度。
どうりで、汗も掻くはずだ。
ぴっとクーラーのスイッチを入れ、腕でを額に置く。
何で今さらあんな夢を見るというのだ。
なんだ、お前俺に何か言いたいのかよ。
もう居ない奴の夢なんて見たくないのになぁ。
お願いだから、消えてくれよ。
お前と居た時間長すぎて、只でさえ忘れがたいのに夢にまででてくるなんてな。

「これじゃまるで、俺がお前に惚れてたみたいじゃねぇかよ。」

そんなこと、絶対にない。
あれだ、きっと夏だからだ。
暑いから、こんな夢を見るんだ。
だから、お前の笑った顔まで思い出してしまったんだ。
そう、全ては夏のせい・・・。

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 あとがき

ひさびさに書いてみました。
『オレ』の性格が変わってないといいなっ!!
世界観がいまいち統一されて無いのでそのうち統一しようと思います〜。
私の頭の中でね!!(笑)

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